2010年05月10日

21st Keynote 100510オンエアリスト(蒲野)

今日は、風光る5月にピッタリな「アコースティックな曲」特集です。でも今日は冷たい雨のそぼ降る一日で、残念な限りです。

とはいっても5月は一年の内でも最も過ごしやすい季節。新緑も眩しく、まだヒンヤリとした風も心地よくて、ギターやピアノ、コーラスなど自然の響きがピッタリな感じ・・・でも、構成を考えているうちに、今回は「アコースティック風味な感じ」へとシフト・・・録音の時には気が付きませんでしたが、いまどきの言い方なら「オーガニックな」特集というところでしょうか?

90年代に入ってすぐ、忌野清志郎さんや高橋幸宏さん、高野寛さんなど多彩なロックミュージシャンが「フォークがロックに生まれ変わった頃」をイメージしたイベント「ロックの生まれた日」が東京・大阪で行われました。全員フォークギターを抱えて「ヘルプレス/CSN&Y」「ベートーベンをぶっ飛ばせ/ELO」などをカバーするという楽しいイベントでした。当時、新人パーソナリティだった僕にとって「フォークギターでロックが出来るんだ」と、軽い衝撃を受けたものです。

で、そんなイメージにピッタリなアルバムがこちら・・・

Manassas_3  

クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(CSN&Y)のスティルスさんが、「サザンロック」を標榜して結成したバンド「マナサス」のデビューアルバムです。アナログでは2枚組4部構成の意欲作でしたが、CDでは1枚に入っちゃいました。フォーク・カントリー・ブルース・ラテンなど、スティルスさんらしい多彩な音楽性が楽しめます。ジャケット写真のイメージ通り、ザックリとした感触の音楽が一杯。この中からカントリーサイドである「荒野」から、コロラドという曲をお送りしました。

ところで、このアルバムのアウトトラックを集めた「新作」が、ここ最近発売になったそうです。なぜアウトトラックになったか解らないほどの秀作でした。ただでさえ2枚組で20曲以上も収録されているというのに、このころのスティルスさんお充実ぶりは尋常ではなかったのですね。

さて、コーラスも勿論「アコースティック」ですよね?CSN&Yもコーラスワークの美しさはピカイチでしたが、もっともっとコーラスをメインに聴きたいときは、「ロジャー・ニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ(SCOF)」を・・・。発売当時(1968年)には全く売れなかった彼等ですが、80年代の渋谷系ミュージシャンに絶大な支持を受けて、日本で初CD化が実現したという曰く付きのアルバムです。時は40年後の2007年、彼等は突如再結成しました。

Rogernichols

ロジャー・ニコスルさんは、カーペンターズなどに沢山の名曲を提供したソングライターで、マレー/メリンダ・マクレオド兄妹と組んだSCOFですが、40年の時を経て容貌は変わっても(中ジャケットの写真参照・涙)そのハーモニーは不変。古き良き「王道ポップス」をお楽しみ下さい。選曲はSCOF最後のシングルだったThe Drifterのセルフカバーナンバーです。

今回、この特集をするにあたってCDを捜していましたら、お誂え向きに「アコースティック・ソウルの名盤」シリーズが紙ジャケ復刻されましたので、この中から2枚程購入してみました。

まずは、アメリカ南部の名門レーベル「スタックス」のハウスバンド、ブッカーT.&MG'sのリーダーであり名ハモンド奏者ブッカー T.ジョーンズさんが、西海岸レコーディングしたソロアルバム「Evergreen」から、最近、キリン・午後の紅茶のCM曲で使われて話題になった「Jamaica Song」を・・・柔らかな潮騒の音と無邪気な子供たちの声がとても心地よいナンバーです。

Bookert

続いて、「Just The Two Of Us」とか「Lovely Day」が有名なビル・ウィザースさん。セカンドアルバム・Still Billでは、アフロヘアーに太いモモアゲ、ピチTをパンツにInという暑苦しいお姿がジャケットに満載されておりますが、その歌声はあくまでクールでオーガニック。このアルバムからは日産・ティーダのCM曲でお馴染みの「Use Me」と共に収められた、全米No1ヒット曲「Lean On Me」をお送りしました。

Billwithers

さてさて、Steely Danといいますと「ロック界の葵の御紋」、その名を出せばみんながへへ〜とひれ伏す大御所ですが、「非常に嫌みな男達」としてもつとに有名です。インタビューなんかマトモに答えないし、逆にインタビュアーをやり込めてしまうなんて平気の平左。もし、そんな男達がイギリスで30年近く続く名盤組、「ジャズ盤・徹子の部屋」に出演してしまったら・・・

こちら、マリアン・マクパートランドという、一説では王室にも繋がりのある高貴な女性ピアニストが、気に入ったミュージシャンをスタジオに呼んでトークし、リハーサル無しで共演してしまうという度胸の良い番組。作りたいな、そんな番組・・・。

果たして、嫌みな男達は、大先輩と共に、大好きなジャズについて和気藹々とトークや演奏を繰り広げたのでした。そんな中から彼等のナンバー、Chain Lightning(Piano Jazz Version)を。

Pianojazz

さて、パート3では、今年高校生になったばかりの「新屋敷くん」からメッセージを頂きました。ありがとうございます。新屋敷くんは、将来ラジオ番組のディレクターになりたいとの事・・・ぜひ、この番組でかかるような「ロック・クラシック」を聞き込んで、個性を育てていってくださいね。そんなやる気のあるスタッフを、ラジオ業界は求めています。

僕達の高校時代について質問されましたが、僕・蒲野誠一にとって、高校生活は黒歴史・・・音楽とは無縁の、慌ただしい生活に流されていました。その為、今番組の取材で訪れる高校生達を見て羨ましいことしきり。新屋敷くんも、目的意識を持って勉強し、部活動に励んで良い仲間を作ったりして有意義に過ごすんだよ!

そんな暗黒時代に、唯一楽しみだったラジオの深夜番組で聴いたこの曲が、僕・蒲野誠一の洋楽原点です。エレクトリック・ライト・オーケストラのTwilightをプレゼント。そう言えば、名古屋のプレイガイドで「ELO」のチケット発売のインフォメーションを見て「エロ」読んだのも懐かしいなぁ・・・

Elo

因みに千津ちゃんの高校時代は、「胸が大きくなる」と誘われた弓道部で頑張っていたそうですが、どうもサボリ気味だった模様。

さて、来月は6月14日の放送・・・梅雨時ということで、雨特集。ありきたりにならないようにガンバりまッす!

posted by FM香川 at 20:55| Comment(0) | 蒲野 誠一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする