2010年10月11日

21st Keynote 101011オンエアリスト

みなさん、音楽の秋を満喫していますか?私はこの三日間「素敵な音楽」漬けですよ。

9日・10日はサンポートで瀬戸内国際芸術祭関連のイベント、そして今日はあるスペシャルなライブ。「山弦」小倉さんが大貫妙子さんほかと登場したMusic Blue(9日)、念願のアン・サリーさん登場のSong of Love(10日)。大貫さんの唯一無二の歌声さすがです。アン・サリーもこれまた絶品の声。その上、何という選曲の渋さ・・・それにしても地元勢も全くひけを取らないクォリティ、こちらも素晴らしい。主婦シンガー「れおん」さんが、変拍子ジャズ風の「一合まいた」を歌って楽しませてくれましたが、「讃岐・高松芸どころ、どの街通ってもツンチンツンツンツーン」って本当だったんですね(笑)

そして今日は、「山弦」小倉さんが、世界的家具ビルダー・ジョージナカシマ特製ギターを、「あの」桜製作所で弾くというライブ・・・ふふふ、なんと「収録」に行くんですよ!楽しみ。

そんな素敵な音楽の友はやっぱり「お酒」。大吟醸酒しか体が受け付けない、アルコール耐性の弱い蒲野がおおくりする「名酒特集」お楽しみに〜

■PART-1

Jdsouther

まずはロックンロールな感じで、軽く一杯。こちら・・・一般にはJ.D.Southerとして有名な人ですが、「You’re Only Lonely」の一発屋としても一般には有名です。どちらかっていうと、シンガーじゃなくて、ソングライターとしての活躍の方が多く、イーグルスなどへの楽曲提供やサポートが有名で「もう一人のイーグルス」とまで言われていました。

メガヒット曲「You're Only Lonely」に隠れて目立ちませんが、このアルバムの中には佳曲が一杯。その中から「バーが焼け落ちるまで」・・・という勇ましいナンバー Till The Bar Burn Downでした。

Eagles

そのイーグルス繋がりで、お酒の名曲・・・といえば2曲思いつきますが、一曲は歴史的名曲Hotel California。バーテンダーに「お酒くれ」っていったら、「その手のスピリット(酒)は、1969年以来切らしておりまして」とうやうやしく断られる話。この1969年というのは、ヒッピーカルチャーの終焉を意味しているといわれています。

で、さすがにそんな歌じゃ、「いい感じによって」下さいなんて言えないので、ここでは名盤「Desperado」に収められた「Tequila Sunrise」を。

テキーラ・サンライズは説明も要らない有名曲ですが、一応簡単に説明しておきますと、テキーラはメキシコのアルコールの強いお酒です。そのテキーラのカクテルで一番有名なのが、このテキーラ・サンライズ。オレンジを夜明けの空に見立てて、底に沈んだグレナデン・シロップが太陽というきれいなカクテルですが1972年にローリング・ストーンズのミック・ジャガーがメキシコ公演中の滞在中に毎日飲んでいたという逸話があって、そこからワールドワイドに広まったとされていますね。

Rupertholmes

そしてもう一曲、AOR系のミュージシャン・Rupert HolmesのEscape(Pina Colada Song)。こちらは全米No1ヒットとなりました。ピニャ・コラーダはラムをベースに、パイナップルジュースとココナッツミルクを、クラッシュアイスと混ぜてシェイクしたもの。ちなみに、ピニャ・コラーダっていうのは「裏ごししたパイナップル」という意味のスペイン語だそうですよ。

では、今度はシャンパンでも開けますか?

Nicolettelarson

最初の「ポン」というシャンパンの栓を開ける音が印象的ですが、こちらはNicolette LarsonのRhumba Girl。直接お酒には関係ない歌詞ですが、幼馴染に「昔と一緒でルンバを踊ってっるのよ。パーティーで一緒に踊りましょ」と誘っている曲ですから、そこにお酒があるのは自然な話かな?


Champaign

続いて、81年にデビューした白人・黒人の混合グループ・Champaignのデビューアルバム「How ‘bout Us」から、「Can You Fined The Time?」

昔、マンハッタンズというスィート・ソウルなバンドがありましたが、そのプロデューサーの「レオ・グラハム」という人が発掘したイリノイの7人組が、このシャンペーンですが、とってもスムースで芳醇な薫りのするアルバムです。ただ、このアルバムからはビルボードのR&Bチャートで4位を記録するヒットソング「How ‘bout Us」が出た後は、小ヒットがポツポツと出ただけで、3枚のアルバムを残して自然消滅してしまったんですけどね。

さて、最初は「バーが焼け落ちるまで」なんて息巻いておりましたが、やはりもう最近はいい加減の所で切り上げておかないと後が大変・・・というお年になってまいりました。という訳で、パート1最後のナンバーは、ロッド・スチュワートが在籍した「Faces」最大のヒット作「馬の耳に念仏」というアルバムから一曲・・・

Faces

原題は、「A Nod Is As Good As a Wink to a Blind Hors(目の見えない馬には、頷くのが、ウィンクするのと同じくらいいい)」と、訳ワカンナイタイトルですが、目の見えない馬ですから、頷くのもウィンクするのと同じくらい役に立たい・・・という故事成語かも知れませんね。それにしてもストレートすぎる。

ま、タイトルの話はおいといて、この中から「Last Orders Please」という曲で、一次会をお開きにしましょうか。

■PART-2

さて、お酒ソングを特集している今夜の21stkeynoteですが、ここパート2では、ちょっと変わったジャンルを掘り起こしてみましょうか。

お酒を飲む店というと、すぐに思い出すのは「バー」ですけど、それはアメリカ式・・・イギリスでは、パブ何て言います。パブリック・ハウスの略なんですが、70年代、そういう小さなお店で歌うロックバンドがはやって、そう言う連中は「パブ・ロック」なんてジャンルで呼ばれています。(注:オンエアでは80年代と言ってますが、単なる言い間違いです・陳謝)

ビートルズ以降、イギリスのロックも、ハードロックやプログレ・・・と、どんどん巨大化していきましたけど、それに対抗して小さなパブで、酒臭い雰囲気と、手を出せば届きそうな距離感の中で演奏をするのが好きな連中も居たわけですね。「ライブハウス」よりもっと気軽な感じでしょうか?

さて、そんなパブロックの中で人気があったのが、ブリンズレー・シュワルツというバンドで、そこにいたNick Loweという人のソングライティングがとても良いと言うことで、ソロになってからもなかなかの人気を博しておりました。

ブリンズレー・シュワルツも「楽しい感じ」の曲が多かったんですけど、パブで陽気に騒ぐときにはこういう音楽が良かったんでしょうね。そこで、今日はそのニック・ロウさんが1990年にリリースした「Party of One」と言うアルバムから、YouGot The Look I Likeという曲をお送りしました。(注:日本盤はジャケットデザインが違います)

Nicklowe

パブロックといえば、クラッシュのジョー・ストラマーもパブロック出身といえますし、後のパンクにも影響を残していったバンド達ということで、地味ですけど重要なジャンルですね。

■PART-3


さて、パート3ではまたまた新譜をご紹介しましょうね。お酒に合う音楽といえば、飲み方にもよると思いますけど、ハデに騒ぐならロックもありだし、静かにチビチビのむなら・・・演歌(By 千津)?確かにそれも悪くないけど、ここはJazzと言ってほしい。

で、アメリカのミュージシャンは一通り成功を収めると、どうしてもジャズがやりたくなるモノらしいですねぇ。サザンロックからAORで名を馳せた「ボズ・スキャッグス」さんを始めイギリスからアメリカにやってきたロッド・スチュワートでさえもジャズのスタンダードものをやりました

まぁ、リンダ・ロンシュタットの様な例外を除いて、結構日本人からするとベトベト・ドロドロで聞けたモノじゃないのが多いんですが。なんとエリック・クラプトンまでが、ジャズアルバムを「出しやがり」まして・・・エリック・クラプトンの、ソロ・デビュー40年目の記念するアルバム、「クラプトン」から、ジャズ・・・というより、元々はシャンソンの名曲をマイルス・デイビスがジャズスタンダードにしてしまったあの曲・・・「枯葉」です。

実は、怖くて収録時まで聴いていなかったんですが、思ったより地味な仕上がりで安心しました。訥々として、場末のバーで背中を丸めながら弾いている感じで、「名酒特集」を締めくくるにも悪くない一曲でした。彼が歌うと「フランス語っぽい」感じだから不思議でしたね。

Ec

クラプトンさん、アンタはブルース・マンなんですから、フランク・シナトラなんかにならなくていいんですよ。

さて、次回の放送は11月8日(月)夜9時から。7日が立冬ということで、体感的には一足早くになってしまいますが「冬」をキーワードにお送りします。お楽しみに。

 

posted by FM香川 at 20:50| Comment(0) | 蒲野 誠一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする