2011年03月14日

21st Keynote 110314 OAリスト(男の歌うラブソング特集)

3月11日に発生した東日本大地震で被災された地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。遠い香川県にいる私たちにできることは限られていますが、いつも通りの生活・活動を行っていくことが、回りまわって早い復興を促すという事を信じて、今日も素晴らしい音楽をお届けします。



さて、先回の放送では、2月14日・・・バレンタインデーなんてことをすっかり忘れておりましたが、どういう巡りあわせか、今月も同じく14日、ホワイトデーでありますね。FM香川では「義理チョコ」なんて去年辺りからやらなくなりましたから、返す方も少なくていいから楽ですけれども。



そんなわけで、今日はホワイトデーに因みまして「男の歌うラブソング」特集・・・っていっても、世の中の歌のほとんどはある意味ラブソングですから、その中からよりすぐって21stKeynote風のラブソングをお送りします。



まずは、Three Dog Nightのカバーでもおなじみの「Old Fashioned Love Song」、原作者のPaul Williamsのデビュー作からどうぞ。「古臭いラブソング」なんて、確かにこの番組にはぴったりですね。



Paulwilliams

M:Old Fashioned Love Song / Paul Williams



このPaul Williamsは自ら歌うシンガーソングライターであることは勿論ですが、このアルバムに収録された「愛のプレリュード(We’ve Only Just Begun)」「あなたの影になりたい(Let Me Be The One)」の2曲はカーペンターズのヒット曲として有名ですね。それから、セルジオ・メンデスのブラジル77でカバーした「Gone Forever」も収録されるなど、Paul Williamsのライターとしての素晴らしさを証明しています。



そんな彼は、元々マーロン・ブランドとも共演するほどの俳優で、作曲家は片手間。俳優活動の間に借り物のギターでコードを覚えて作曲していった・・・とライナーにあります。才能ってどこに隠れているかわかりませんね。でも彼が本当にラッキーだったのはロジャー・ニコルスという人に出会ったことです。



以前、Roger Nichols & The Small Circle Of The Friendsという、ハーモニーの美しいポップスグループを紹介しましたが、さっき言ったカーペンターズのヒット曲は、作詞Paul Williams/作曲ロジャー・ニコルスによる作品で、これ以後この二人による作品は様々な人に歌われています。この二人はキャロル・キングとジェリー・ゴフィン、バート・バカラックとハル・デヴィッドに匹敵するソングライターチームといえるでしょうね。



変わっては、星の数ほどあるラブソングの中で普遍的な人気を持つ楽曲をご紹介しましょう



EltonjohnBeatles


M:Your Song / Elton John
M:In My Life / The Beatles



「君の贈りたいものは沢山あるけど、僕にはお金もないし、精一杯のものといえばこの歌だけ・・・」という、ラブソングの原点のような曲です。エルトン・ジョンの代表作・Your Song、そして人類を代表すると言ってもいいビートルズの名ラブソング「In My Life」を2曲続けて聞いていただきました。



エルトン・ジョンのユア・ソングは文句ない代表曲ですが、ビートルズは「一曲だけベストのラブソングを選べ」と言われたら困りますけど、これは根拠があります。



去年のバレンタインデー関連の企画として、ビートルズの発売元である、EMI(日本)が、数あるビートルズのラブソングから30曲を厳選して、その中から更にインターネットで人気投票を行った結果「No1ラブソング」に選ばれたのがIn My Lifeです。「大切な思い出の場所も人も、あなたの前では色あせてしまう」というスィートなラブソングです。



エルトン・ジョンもビートルズも、「いやぁ、若いっていいなぁ」・・・といいますか、聴いているこちらがちょっと恥ずかしくなってしまうようなスィートさですが、続いてはちょっとビターなラブソングを2曲続けて聞いていただきましょうか?



EricclaptonRickroberts


M:Change The World / Eric Clapton
M:Two Lovely Woman / Rick Roberts



まずはお馴染み、Eric ClaptonのChange The World、そして、もう一曲はRick Roberts(Ex:Flying Burrit Brothers)ソロ第一弾アルバム「ウィンドミルズ」から Two Lovely Womanでした。



Change The Worldは、ウィノナ・ジャッドというカントリー歌手が歌っていた曲を、96年、ベイビーフェイスのプロデュースのもと、エリック・クラプトンがカバーして大ヒットした楽曲です。「もし星に手が届くなら、その一つを取ってきて、君が真実を見られるように君のハートの上で輝かせよう。僕の中の愛がすべてだと思えたとしても、今はまだそれは僕の夢のなかだけの話なんだ。あぁ、世界を変えることができたらなぁ・・・」という、切ない片思いの歌でした。



もう一曲はかなりハッピーな感じでした。今、主人公の男の前には二人の魅力的な女性がいるわけですが、この二人が全くもって正反対の性格。



○一人は僕を興奮させてくれる、もう一人は満ち足りた気持ちにさせてくれる
○一人は僕を傷めつけるけど、もう一人は優しくしてくれる
○一人は、彼女の気の向いた時だけ、僕をそのスィートな腕に抱いてくれるけど、一人はチェスナット色の髪と目でいつも微笑んでいる


もちろん、「どっちにするべきか」なんて決まってんですが、「友人はこっちの悪女はお前の為にならないから別れろ」っていうんだけど、あ〜あ、どっちにしたらいいんだろ・・・て、思い悩む歌です。まぁ、一言で言うなら・・・



「勝・っ・手・に・し・ろ!」 ですよね〜



Johnhiatt


M:Have A Little Faith In Me / John Hiatt

 

最後は渋い大人の男のラブソングで、ロック・ロバーツの歌う「優柔不断男」とはエライちがいです。こちらはジョン・ハイアットさんの最高傑作との誉れ高い「Bring The Family」から、「Have A Little Faith In Me(僕を信じて)という曲。「道が暗くなってきて、景色がよく見えなくなってきた時は、少し、僕を信じておくれ。君が追い詰められても僕がいるから」という、実に大人の深い愛がにじみ出た楽曲になっています。彼自身のピアノによる弾き語りっていうシンプルな作りのため、より感情が伝わってきますね。



ジョン・ハイアットさんは、いまでこそアメリカンロックの重鎮とされていますが、楽曲提供ではヒットソングを飛ばしながら、本人の作品は鳴かず飛ばず。ついにレーベルから放出されて、アメリカ各地のドサ回り、その間に奥さんが自殺、幼い娘を抱えて途方に暮れるという、絵に書いたような下積み生活があったからこそ、この包容力のある歌声が作られたと言っていいでしょう。



当時、定期的に活動していたサンタモニカのライブハウスのスタッフだったジョン・チェルーという人が彼のパフォーマンスを高く評価していて、彼を何とかしたい・・・とつねづね考えていました。ジョン・ハイアット自身も映画音楽の分野で仕事をしている間にライ・クーダーさんとお友達になっていたこともあって、二番目のレーベル「ゲフィン」からも放出されるに至って、チェルーさんが「お前、ライ・クーダーと一緒にアルバム作れ」・・・と言いました。



「ドラムはライ・クーダーのベストパートナー、ジム・ケルトナー。ベースは誰かいい奴を呼んできて、面倒なことは一切しないで10曲作れ」・・・というわけで、結局、ベースは、ゲフィン時代にアルバムのプロデュースをしてくれた「ニック・ロウ」という人をロンドンから呼び寄せました。



この4人だけで4日間ひたすらスタジオに缶詰になって、「ほぼ一発どり」で作った10曲は、本当に心のこもった素晴らしい作品で、イギリスでチャートインという初のヒット作となりました。因みにこのアルバム・・・日本ではライ・クーダーの参加で話題になっていたんですが、そのレコ発で来日したときにはライ・クーダーではなくて「サニー・ランドレス」という新人ギタリストを連れてきて、その豪快なスライド・ギターで観客の度肝を抜いた・・・というエピソードもあります。



☆Part-2☆

パート1の最後におかけしたジョン・ハイアットさんの紹介の中で、ロンドンから呼ばれた「ニック・ロウ」という人の名前が出てきましたが、この人は、昨年末に一度ご紹介した、イギリスの「パブロック」というジャンルの中で有名な人です。



70年代から80年代・・・だんだんと巨大化してきたロックに対抗して、小さな酒場で、こじんまりと・・・でも気軽にロックを楽しもうという動きがありました。今で言うなら「ライブハウス」っていうことろですが、そういう酒場をイギリスでは「パブ」と呼ぶことから彼らのことを「パブロック」といいます。



そんなパブロックの中で人気が突出していたブリンズレー・シュワルツというバンドでソングライティングをしていたのが「ニック・ロウ」さん。そのパブロックの中で、もう数人重要な人をあげるとすれば「エルビズ・コステロ」、そして、もう一人、カルトな人気を誇る人が、「イアン・デューリー」さんです。



彼は、幼い時に小児麻痺にかかりまして、左半身が麻痺しているため、当然、一人ではしっかり歩けませんから、ステージにはスタッフに寄りかかって出てきますし、歌う時もマイクスタンドにしがみつくように歌うわけです。そういう経緯から、母親の勧めで美術学校の先生になるんですけど、その学校で生徒と一緒にロックに熱中しすぎてクビになるというほどのロックマニアでした。



で、彼をバックアップする「ブロックヘッズ」というバンドがこれまた凄くて、ヘビーでグルーブのあるサウンド、それに汚らしい格好のイアン・デューリーがコックニー訛りの癖のあるボーカルを聞かせるという、まぁ、インパクトのあるバンドです。



ただ、このバンドときたら、分類上はパブロックですが、歌詞の内容は結構、過激だったりして、パンクバンドと言ってもおかしくないくらい。大体「ブロックヘッズ」って、「馬鹿野郎ども」って感じですからね。そんなパンキッシュなイアン・デューリーさんのデビューアルバムにして、本人すら「あれ以上の作品は作れない」と言い放ったNew Boots And Panties!!から、Wake Up And Make Love With Me をどうぞ。とてもカッコイイ一曲ですが、歌詞の内容はまだ宵の口なので勘弁して下さい。



Iandury



M:Wake Up And Make Love With Me / Ian Dury



Ian Duryさんは、2000年にガンのために亡くなりましたが、今ではYoutubeで、そのインパクトの有る演奏が沢山見られますから、一度ご覧ください。



☆Part-3☆



実は、男が歌うラブソング・・・というと、あのハスキーな声を絞り出すように歌うロッド・スチュアートは落とせないと思っていたんです。ところが、なんと今年のグラミー賞では、ロッドが「最優秀トラディショナル・ポップボーカルアルバム賞」にノミネートされたり、来週(3/23)には、全世界で2000万枚のセールスを上げた「グレート・アメリカン・ソングブック」シリーズのベスト盤が再来週発売される、とかで、新譜紹介として取り上げることにしました。




この「グレート・アメリカン・ソングブック」シリーズっていうのは、ロッドの「ジャズアルバム」で、すでに5作が出ております。もちろん、イギリス人のロッドさんですけど、元々アメリカのスワンプ志向が強くて、ついには米国に渡ってスーパースターにまで上り詰めます。



一方で、アメリカのミュージシャンは、キャリアを登りつめるとジャズをやりたがる傾向があります。ボズ・スキャッグスしかり、リンダ・ロンシュタットしかり。・・・で、ロッドさんもついにジャズに手を出したわけなんですが、これがまたイイから困っちゃうんですね。これで、ロッドさんも本当にアメリカのミュージシャンになったってことでしょうか?



ということで、今日のラストは2月23日リリースの「The Best Of The Great American Songbook」から、新曲「You'll Never Know」をおかけしましょう。



Rodstewart



M: You'll Never Know / Rod Stewart




さて、4月はの特集をご紹介しましょう。実は、最近、贔屓にしている中古CDショップが有るんですけが、ここのサイトがやたら熱く「UKシンガーソングライター」を押すんですよ。本当に渋い作品が多くてつい手が出てしまうので、来月はUKシンガーソングライター特集をしてみようかな?と、思っています。お楽しみに。

posted by FM香川 at 20:47| Comment(2) | 蒲野 誠一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ラジオのチカラ  ★ ナカイ ★

日本中が不安と悲嘆に暮れる中
          
被災地から遠く離れた私たちにできること、
ラジオの人間としてヒトとして・・
         
いろいろ、いろいろ考えます。

ライフラインが寸断された場所で、
せめて“音”でどれだけの人々を勇気づけることができるのか・・・
我が身に置き換えても、計り知れないパワーがある!と
確信しています。

改めてラジオのチカラと存在価値を慮ることとなりました。
噛みしめながらMICに向かいます。

posted by FM香川 at 16:22| Comment(0) | 中井 今日子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月04日

時代・・・千葉むつみ

親戚の1歳の子どもが
「中耳炎」になりました。
幼少時代の子どもには昔から多い病気ですよね。
主には風邪から引き起こすものだそうですが
私も幼少時代は
何度も何度も中耳炎を経験しました。

当時は食事制限もあり
もち米(お餅含む)、油モノはNGでした。

中耳炎のまま迎えた、保育園の卒園給食、
今でも覚えています。
メニューは、
●赤飯
●うずらの卵のフライ(3個串に刺さっているあれ!)
他・・・
 
油モノがダメだと言い聞かされていた私は
フライの衣をツルンっと剥いて
中身だけを食べました。
我ながら「お利口さんだった」とやや胸をはって
母に報告したところ
母は怖い目になって
「えっっお赤飯食べたの??」

・・・まさかの落とし穴にムツミびっくり!

「お餅はダメよ」とは聞いていましたが
母ちゃん、6歳の私は赤飯がもち米だなんて、
知らんかったんやもんっ


そんな重大な判断を幼いこどもに託すなんて・・・
理不尽な思いが残った
いつもより少し豪華な卒園給食でした。

posted by FM香川 at 17:48| Comment(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする