2013年06月05日

ここ数年で一番の感動 (蒲野)

もう県内ではニュースになっていますし、あえて隠す必要もないのですが、FM香川では近い将来にオンエアする内容のため、とりあえず今は詳細を伏せておきます。

今日は「かがわ東方見聞録」の取材同行で、旧引田中学校に入ったとある水産加工会社に行きました。

旧引田中学校へは、2011年の3月11日、ニジュウマルな放課後Xの取材で最後の卒業式にお邪魔しました。男子生徒でさえも感極まって退場時に泣いていたのを見て、こちらも貰い泣きしたのをよく覚えています。

特にこの日、会社に帰ってすぐにあの「東日本大震災」が起こったので、色々な意味で忘れがたい一日でした。

そんな旧引田中学校に、先日、「水産加工会社」が入ったと聴いて、一瞬、心が沈みました。というのも、あの素朴で元気で人懐っこい子供たちの思い出の場所が、無残に壊されてしまうのではないか・・・と思ったからです。

そんな訳で、今日の取材は多少気が進まない思いでいたのは間違いありません。

そんな気分を隠しつつ社長さんに会って、「体育館が生簀になっているから」・・・ということで、案内して頂きました。そして、体育館の重いドアを開けようとしている横から、ガラス窓越しに信じられないものを発見したのです。

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The Last Present 「ありがとう」を届けよう・・・という、折り鶴を貼って作られた横断幕は、紛れもなく、あの日、卒業生の入退場口、つまり今この写真を撮っているドアの上に取り付けてあったものです。

一体どういうことでしょう?

実は、この会社の社長さんは引田中学校のOBで、校舎の売却時に「学校施設をそのまま残して流用する」という条件で入居したのです。

体育館の床は撤去され、ゆくゆくすべて生簀で埋め尽くされることになりますが、勿論この横断幕は残しておくということです。

僕は、一気にこの社長が大好きになりました。そして、今後の事業展開や将来に向けての夢を聞き、そのスケールの大きさにすっかり魅入られてしまいました。

残念ながら二宮金次郎の像は撤去されていましたが、この人こそ「引田中学にとっての二宮金次郎」だったのかもしれません。

★参考★ 2011年3月11日、旧引田中学校最後の卒業式の風景

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posted by FM香川 at 19:42| Comment(0) | 蒲野 誠一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする